デザイナーの薄(ウスキ)です。
今回作成したヴィンテージ風スウェットシャツは、いくつかのこだわりのもとに出来上がっている事を紹介してみたいと思います。
第一に素材、コットン100%はもちろんのこと、着心地が良く、洗い込んだ古着の様にふっくらとして軽い素材の作成を目指しました。それを再現するために、編みたての方法を考え、裏には起毛をほどこし、そしてふっくら仕上げる為に一番苦労してるのが最終工程の生地のセット(編み立てた生地を洗って乾かして反物にする)の仕方です。
無理にひっぱったりせず、ソフトで自然なかたちで仕上げを行う事により、その表現が可能になります。
縫製も国内でスウェット商品を中心に縫って50年以上の歴史を持つ、二代目の社長としっかりと打ち合わせを重ねて作成しています。
試行錯誤したのが染めの工程です。何度も洗い込んで時間をかけて自然にできた色のあせた雰囲気と、軽くて柔らかい風合いを表現するために、特殊な工程を何度も試して、そしてやり直しまた試作を行い、やっと納得のゆく風合いとカラーに仕上がりました。
本当に沢山の技術を持った染めの職人さんに感謝です!
この商品はベーシックでありながら気分によってカラーも選べる、ちょっとしたギミックの効いた、へビーローテーションで着れるRIDINGHIGHが自信を持ってお勧めできるスウェットシャツのシリーズです。
Final Washing from RidingHigh on Vimeo.