RIDING HIGH

デザイナーの薄です。

ヴィンテージスウェットを敬愛し、研究し長きにわたりカットソーの専門ブランドを続けてきましたが、その中でもずっと試行錯誤を繰り返したことがあります。

"日焼け加工"

私はヴィンテージの良さはその年代の背景を反映した素材、仕様、デザインにあると思っています。

そして、もうひとつ。

現在にいたるまでに時間と様々な環境を経て刻まれた経年変化。それによる唯一無二のデザインに魅力を感じるのです。

その一つが日焼け。

今でも日々古着屋、マーケット巡りをしてデザイン意欲を掻き立てるサンプルを探していますが、面白い入り方をした日焼けのスウェットをみつけると興奮します 笑

持ち主はきっとカリフォルニアの海沿いの潮風と日差しの強い土地に住んでいたのかな？きっと雑に扱ってたんだろうなぁ...
と想像と分析、推測を楽しんでいます 笑

しかし、この魅力を感じる"日焼け"を商品として再現するとなると大変なわけです...

理想としての日焼けの入り方、ファッションアイテムとしての塩梅 .....
そして何よりヴィンテージと遜色ない自然な加工。
ここはデザイナーとして譲れないポイントなのです。

信頼する染色加工の職人と幾度となく試行錯誤を繰り返しました。
そして、ようやく納得のいく着地に至りました。

ぜひご覧いただけたら嬉しいです。

 

 

 

今回このTシャツを制作するにいたり、東京中目黒の古着店 "H JUMPIN' JAP FLASH"様にたくさんのご協力をいただきました。
現在、H(アッシュ)様とのコラボレーションで作成したスタイルブックも公開しておりますのであわせてご覧ください。